株式会社賃貸ハウス社長 第875回 中学の旧友と忘年会

先日中学校の旧友たちと忘年会を行なった。

 

 

 

中学を卒業してから約30年になると思うと、

 

 

 

 

そんなに月日は経ってしまったのか。

 

 

 

 

皆の話題は多岐に渡り、

 

 

 

 

家族のことや仕事のことが主だったが、

 

 

 

 

私がポツリと、

 

 

 

 

「最近モノが見えなくてさ。

 

 

 

 

周りからはそれは老眼だって言われちゃってさ」と

 

 

 

 

己の老化現象を言ったところ、あれよあれよと

 

 

 

 

「オレもだ」「オレも」の合唱となっていった。

 

 

 

 

爺さま同士の会話というのは

 

 

 

 

「天気の話・気温の話・健康の話」になるというが、

 

 

 

 

まさしく我ら昭和52年組も、爺さまになる道を歩んでいるようだ。

 

 

 

 

私自身も二十代のころは「夜は遊ぶもの」だったのが

 

 

 

 

「夜はしっかりと寝るもの」になり、

 

 

 

 

「オシャレしてナンボ」よりも

 

 

 

 

「丈夫で長持ち色あせない」になり、

 

 

 

 

気になる朝のニュースでは

 

 

 

 

「最新の音楽や芸能情報」なんかよりも

 

 

 

 

「今日の1日の天気の移り変わりと気温」を重要視してしまっている。

 

 

 

 

だって雨に濡れたら風邪ひくし、

 

 

 

 

気温が寒くなりゃ風邪をひく。

 

 

 

 

風邪をひかないよう寒さ対策に情熱的になるし、

 

 

 

 

それに伴いビジュアルよりも機能性に傾いていくのだ。

 

 

 

 

たしかに毎朝起きると子供達に向かって

 

 

 

 

「今日は寒いぞ」とか「帰るころ雨降るぞ」と言って、

 

 

 

 

必死に伝えている「お天気おじさん」と化している。

 

 

 

 

なるほど。男とは知らず知らずにオッサン化していき、

 

 

 

 

最後は爺さまとなり、

 

 

 

 

正しく老いて円熟していく生き物なのだろう。