先月の2月から管理受託したアパート。
今月になって近隣住民から
事務所に連絡が入った。
「ここ最近になって
この地域に野良猫が増え、
どうやらそちらの住人が
餌付けをしているようである。
昨日自宅の庭掃除をしていたら
異様な匂いがするので、
保健所に来てもらったところ、
そちらの105号室から
異臭がするようだ。
一度中を確認してもらえないか」
という内容だった。
105の契約者は外国人で、
1年前に無断で猫を飼育したが
「前の所有者」が許可をしたようだ。
しかし現在は家賃を滞納しており、
保証会社がそろそろ解約手続きに
入ることになっている。
そうなると考えられることは2つあり、
「室内で亡くなっている」か、
「夜逃げ」をしてしまって、
猫が死んでいる可能性がある。
こういった場合にまずやることは
警察に連絡をすることだ。
警察官の立会いもなく、
オーナーは自分の合鍵を使って
室内に入ってはならない。
オーナーに連絡をすると、
「すみません、お願いします」
との事なので、
次の日の早朝、
警察に立ち合いをお願いをし、
私は現地に行くことにした。
冷たい雨が降る朝7時。
事務所にて合鍵を取り現地に向かった。
警察官がドアをノックし在宅かを確認。
返事はない。
次にアパート周辺を調査。
緊急性や事件性がないか確認をする。
再度ノックをするが、
やはり中から返事はない。
「では中に入りますね」と
警察官に合鍵を渡すと同時に、
いきなりガチャとドアが開く。
あっいた!
ナニアナタハ?という感じだか、
どうやら夜勤で寝ていたらしい。
がそれと同時に、
中から鼻が曲がるほどの臭いが出てきた。
なんだこのニオイは!?
鼻を突く臭いである!
どうやらその原因は、
平日は働いているので、
猫の汚物を放置していたのだ。
本人は臭いに慣れてるのだろう。
至って「ニオイ?ナニ?」って感じだ。
加えて日本語もあまり理解できない。
家賃を早急に支払うようにと、
室内から異臭がしていると
厳重注意をし、
しっかりと汚物処理をするよう
Google翻訳で伝えてたところ、
「コノマエ、コレ買ッタヨ」と
彼女は堂々と指を刺して答えるが、
それすら処理できておらず、
生んだまま放置してある。
日本の「生活習慣」でも、
特に「ゴミの捨て方」は、
良い意味でも悪い意味でも
高度化され過ぎており、
外国人にはナゾナゾ過ぎて
全く理解できないといえる。
自治体によっては、
物によってゴミ袋が違ったり
分別されていないと持っていかず、
そのままになっていたりする。
日本社会そのものが、
諸外国とはあまりにも、
異質であり過ぎる故の
由々しき問題といえる。
これから生産年齢人口が減る我が国では、
外国人労働者を増やしていくのだが、
このようなトラブルは
加速度的に増えると予想される。
労働者を受け入れる企業側にも、
入口の日本語学校にとっても、
生活習慣や価値観など、
ソフト面をフォローするニーズは
どんどん増えていくだろう。
実際に船橋のコンビニは、
外国人しか働いておらず、
日本人不足は明らかだ。
皆が共生する社会を作るためにも、
今後うちの新規事業として
育てていきたい分野である。